ドリームステージ

Marlena Shaw
 featuring  Chuck Rainey (b) / David T. Walker (g)
   Harvey Mason (dr) / Larry Nash (pf)

                          @ビルボードライブ東京

Billboard Live Tokyo 2nd Anniversary Premium Stage〜 (1日目・1st stage)


↑キラキラなホログラム仕様のオープン2周年記念特別カード  


マリーナ・ショウの曲をそんなに知っているわけではないのだけど
名盤『Who Is This Bitch, Anyway?』で参加したプレイヤーたちと一緒に来日すると知り
と、なると、≪Feel Like Makin' Love≫をやってくれる確率はかなり高いし
とりあえずその曲を生で、しかも当時の再現に近い音で聴けるっ!かも…なのと
曲を知らなくても、このメンバーの組み合わせのステージを聴けるチャンスはそんなにないから
これは聴いておきたい! ということで行ってきた。


今回の席は、BBLメンバーとは知らずに誘った友達のおかげで
ステージと同じフロアのほぼ中央にあるメンバーズシート。
至近距離だけど、ステージを満遍なく観ることのできる場所なので
メンバーズシートになっているのも頷けます。


マリーナ・ショウはじめ、メンバーが登場するや否や
会場中が歓迎の空気で充満し、室温が一気に上昇したかのよう。


音(声)の存在感はそれぞれきちんとありつつも
自然と混ざりあっているアンサンブルが耳に心地よい。
マリーナとメイソン氏のMCでのやり取りや
ウォーカー氏とマリーナの掛け合い(おそらく即興)なども茶目っ気があってなんだか可愛い。
昨年のDCT@埼玉アリーナで、美和ちゃんがウォーカー氏を「デビ爺」って呼んでいたけれど
“おじいさん”ということではなく、敬愛の意を込めてのこの呼び方が何だか合っているなぁ と。


中盤を過ぎた頃、軽く指先で弦を撫でるように弾くレイニー氏のあのイントロは!
やった!≪Feel Like Makin' Love≫だっ!
ナッシュ氏はこの曲だけまるまるローズ(Rhodes)・ピアノを。
アンニュイな感じで始まるこの曲は3段階でテンポが変わるが
これまた音源と変わらずスムーズで自然。
どうしてこんなに段差なくできるんだーーーっ。
音源だとエンディング間近では跳ねるようになってフェードアウトするけど
ライブではウォーカー氏のソロにマリーナがちょっとしたフレーズをところどころ挿み
最後は掛け合いっぽくなっていき、タイトルフレーズでリット。
おこがましくも、エンディングのアレンジを仕入れようと思ったのだけれど
私のレベルで真似できるものではありませんでした(笑) あたりまえよねー はははー。


アンコール後、客席はスタンディングオベーション
メンバーがハケたあとも、フロアの興奮は暫く残っていた。


CDでしか聴く機会がないと思っていたアンサンブルが
目の前で、しかも生で演奏されているという興奮に満ちた時間でした。