足掻く姿は美しい


タワレコ新宿店「RED BEST」特設コーナーで、<幻惑>を視聴し(CDプレイヤーの表示で判明)
併設のヴィジョンに映る<幻惑>や<紫陽花>のPVを食い入るように見ていた20代前半の男子!!
たぶん、君は買ったよね?「RED BEST」を。ね?ねっ?(しつこい)
私が店内にいたのは20分ほどだったけど、ずーっとその場から離れなかったんだよね。
かなーり、椿屋に興味を惹かれていた様子。
精算が終わって横を通った時もまだ画面を見ていたから
「おススメですよ!」と云おうかと思ったけど
それでひかれてしまってCDを手にとってもらえないんじゃ元も子もないからやめておきました。
その子が買ってくれてるといいなー。

RED BEST

RED BEST


さてさて。未発表曲の第一印象を書き留めておきますか。

アシンメトリー

足元の空気が竜巻みたいに渦巻いて身体が少し浮く感じ というのが曲を聴いた最初の感覚。
Vo以外がブレイクするところは渦の目の真空みたい。
そして、渦が一瞬で消えるようなスパッとした曲終わりで足元に何も無くなり落ちるよう。

<綴り>

音のバランスがWall of Soundっぽい。(ギター一本だけど…)
間接照明だけのコンクリート打ちっぱなしの地下室で聴いているよう。
でも、曲全体では夕暮れから夜にかけての土手みたいなところで自分と対話している印象。



中田くんのブログに “愛しき悪足掻きのストーリ−” と書いてあったけど
人が、特に若者が損得なしに自分の想い描く事に向かって足掻く姿って非常に美しいと思うのです。
足掻きがハッキリと表に出ていなくても、雰囲気なり作品なりに滲み出る。それって魅力的。
想いが強ければ強いほど、何歳になっても満足せずに足掻くのでしょう。
足掻く姿も歳を重ねると徐々にスマートになるのだろうけど
若いときに足掻いたその感覚はなくさないでほしい。