SOUND SHOOTER


SOUND SHOOTER Vol.3 @Studio COAST


PE'Z/the band apartFRONTIER BACKYARD/ASPARAGUS
Opening act:suzumoku


カメラマン・橋本塁 氏が手がけるイベントの3回目。


出演順に。

【suzumoku】

オープニングアクトとして。Gの弾き語り。
気がついたら、昨年11月から彼のステージを5ヶ月連続月イチのペースで聴きに行ってました。
<盲者の旅路><Blue box>と続いた後は、3月になっても歌います と、<如月>
最後は新曲<レイニードライブ>(←表記不明)
新曲では頬骨があがる笑顔で楽しそうに歌っていたのが印象的。
最近はちょっとこなれた感が出てきて、初めて聴いた頃のような翳や焦燥感が薄れているのが残念。
活動や心境の変化は音に如実に出るから、彼の中で何か以前とは違う変化があったのでしょうね。

【ASPARAGUS】

名前だけは見たことあったのだけど、初聴きです。
想像より高めの声だったのでちょっと意外だった。
舌の付け根辺りを軟口蓋に近づけて歌う声が甘めで、サウンドの割りにポップに聴こえる。
ゆるめのMCが結構おもしろかった。


個人的に、モッシュの波に登ったりダイブしたりして他人に迷惑をかけるオーディエンスが大嫌い。
このステージ中にそういう輩がいて、ヤツの手が目に当たり痛かった(怒)
コンタクトレンズ落ちるかと思った。非常に不快。
ケガ人がでれば、イベントは即中止なんてことだってあるんだから
アンタ一人の欲求のために、皆の楽しみを奪うなよっ!

FRONTIER BACKYARD

まったく存じ上げずでした…。
センターに小さいキーボ&フロント下手にも鍵盤&後方下手には二段組のシンセという
セッティングがされていくのを見ていて、どんな音の交わりをするんだ?と思った。
エレクトロニカな感じなのかな?なんて思ってたら、ミクスチャーでした。
ヒイズミ氏みたいに動く奏者が好きな人なら、必ず気になるフロント下手鍵盤の方。
彼はほぼベース的役割をしていたけど、動く動く(笑)
英語の発音は主催者・橋本氏の妹さんに教わっているそうです。
ロックテイストなギターリフがスパイス的な感じでなかなかいいです。

【PE'Z】

あぁ。約二ヶ月ぶりのPE'Zライブ。
本当は半月ぶりのはずだったのに・・・(自分の失敗を未だに引きずってます)
VILLAGE VANGUARDのみで先日発売された『黒船のジャズ』から
<Milestones><Autumn Leaves><Soul Bossa Nova><My Favorite Things>を立て続けに演奏。
さすがにPE'Zアレンジといえどジャズスタンダードだからなのか、PE'Zオリジナル曲と同じノリかたができなくおとなしめなフロア。
自分が感じたまま身体を動かせばいいのにな…なんて思いながら、私は楽しみましたけど。
その後も、橋本氏のリクエスト<GREEN DOLLS>から最後の<ハナフブキ>まで勢いよく進む。
ステージ上の意識が一つに集中している感じを受けた。
おそらく、黒船からの曲をライブ演奏するのは初めてだからかな。
その程よい緊張感が馴染みの曲を演るときにも残りつつ、その上に既出のアプローチを乗せていったステージ。
もし、黒船CDを聴いて「アグレッシヴ過ぎる…」と思われた方! ライブはすんなり入れますよ。
大山氏が「原点回帰」というように、CDのほうは初期の頃の色を出すためにあのような感じに仕上げたのだと思われる。
懸念していた三拍子@フロアは、去年のEN-MUSUBIみたいな“オーディエンスの三拍子崩れ”状態が今回は私の周りはなかったので気持ちよくノレた。
よかったよかった。

the band apart

1〜2曲の音源は耳にしていたけど、ライブ初参戦。
ウチのバンドのDrは洋楽しか聴かないのに、珍しくこのバンドには興味を示していたので是非生で聴きたかったのです。
全員がフロントマンなんだな、という印象。
縦ノリが主体なのかと思いきや、結構横ノリ系が多くて予想外でした。
ちらっと出たチョッパーにベース好きとしてはテンションあがる!(単純)
バンドが用意してきたアンコール曲にNGを出し、自分の好きな曲をリクエストした橋本氏。主催者には何も云えませんわな。
安定感のあるステージと、独特のキャラが際立つMCで楽しませてもらいました。



各ステージ前のMCとライブ撮影をされていた橋本氏が撮影しながら自らこぶしを突き上げノッている様を、彼自身が一番楽しむための企画であり、その楽しみを様々な人と分け合いたいというイベントなんだな〜 と思いながら見てました。
またまた新しい音を聴けて楽しかった。