三つの情景


ギターと声と。

【McDonald's TOKYO REAL-EYES presents
     LIVE SUPERNOVA Vol.28】@Shibuya O-nest


ACT: 岡野宏典 / suzumoku / Peridots
MC: 藤田琢己


J-WAVE『TOKYO REAL-EYES』がおススメの新しい音を生で聴かせてくれる完全招待制ライブの28回目。
招待なのにワンドリンク+マック商品引換券(今回はグラコロ券5枚!)付という太っ腹企画。


今回は出演者三名ともG&Voのソロアーティスト。
以下、出演順に。

◆ suzumoku ◆

もともとはギターを創る側にいた青年。
この日はBとDrのサポートミュージシャンと。


彼のステージを聴いて浮かんだ情景は
『中央線の車窓から見るオレンジと紫が混ざり合う頃の夕暮れ空』


秦 基博くんとBUNP OF CHICKENの藤原くんを混ぜたような声。
厚みとスピード感、キレのあるギターと相まって耳を惹きつける。
JAZZの要素もあるね。


PE'Zとコラボ、Pe’zmoku<Nica’s Dream>(i-Tunesのみで販売中)を出すって聞いた時に
生で聴いてみたいな〜と思ってて行ったけど、かなりいい!!


◆ 岡野宏典 ◆

バイオリニストからギタリストへ転向。
この日はKey(男性なんだけど武田久美子に似てた!)のサポートと。


彼のステージを聴いて浮かんだ情景は
『草原と初夏の青空と一輪の赤い花』


デビュー・シングル <レモネード>がラジオで結構かかっていて、
「あぁ。スキマスイッチ好きなら耳にひっかかるだろうな〜」と思ったのが音の第一印象。
実際5曲のレパートリーを聞いて“さわやか”をメインにしているけど
持ち玉の種類は他にもありそうだなと思った。
ちょっと重たい内容の詞でも万人に受け入れられるようにつくりそう。


Peridots

タカハシコウキ氏のワンマンユニット。
この日はシンセサイザーのサポートと。


彼のステージを聴いて浮かんだ情景は
『月明かりに照らされた針葉樹並木の雪道』 と
『風が吹く草原に寝転んで見る、草に縁取られた少し高い空と刷毛で引いたような雲』


男の人だったらファルセットになるだろう音域をほぼ地声でいけ、かつ中音域が落ち着いたいい声。
喉強そう・・・。
夜、寝る前に暖炉の前でお酒や温かい飲み物を飲みながら聴くのもいいな、と思った。
場の状況を見ながらも、動じることなく培ってきたペースで運ぶステージは安心感がある。



今月はSS列伝、キューン所属新人ライブ、そして今回…と新しい音を生で聴く機会が多かったな。
刺激をいっぱいもらった。
人間、井の中の蛙ではいけないな と再認識。