飛ぶ準備は出来ている


次へのプロローグ。


椿屋四重奏 tour 07 〜4 THE LOVERS〜 】@旧・渋谷公会堂(現・C.C.Lemonホール)


たぶん、個人的に今年の椿屋ライブ聴きおさめかな…
CDJ07-08は椿屋もNICOも出るし行きたいけど、除夜の鐘を聴き終えるころまで歌仕事だし
歌の方が大事だからしょうがないな。


今年メジャーに移って、シングル2枚出した割には動きがおとなしかったけれど(実際、心配)
ウォーミングアップが終わって飛ぶ準備が整いつつあるんだな と、
この日のステージを観て思った。

このツアーのSEをずーっと以前に聴いたような感覚が初日横浜からあってモヤモヤしていたのだけど、周杰倫JAY CHOU)の曲に似た雰囲気のあった!と何故かこの日フッと聴きながら思ったんだよね。
あ〜 スッキリした(笑)


ホールだからと特別なことはせずに、ライブハウスと大差ないセットリスト。


<不時着>、横浜でもさいたまでも聴いていていい曲なのはわかっていたけど
この日は聴きながら泣きそうになった。今でもサビが頭の中に流れているよ。
椿屋の曲はふり幅が大きい。ひとつで括れない。
そして、何かしら私のツボに嵌まる要素がある。だから掴まれっぱなし。
毎回メンバー全員が楽しそうな笑顔になって演奏する<小春日和>では無条件でこちらも笑顔になる。
<moonlight>の照明が、それだけでも充分ストーリーを感じることができるデザインワークで凄くよかった!

この日はお客さんの男子率が高かったのが嬉しい。関係者の男性も多かっただろうけど。
だって、椿屋の曲は男子こそ聴くべきだから。
男だからこそ共感できる部分がかなり詰まっていると思う。
…と感じている私は一応女ですけどね。


さまざまなスピードで弧を描く音たちの軌跡が見えるような小寺さんのドラミング。
竹のように力強くしなやかで安定感のある貴樹のベース。
気取りのない落ち着きと、ぬくもりのような温かさが混ざり合っている安高さんのギター。
信頼ある音で、5人目のメンバーと錯覚すらさせるサポートキーボードの清水さん。

ようやく告知許可がでて、小寺さんがドラムロールまでがやってくれた3rdアルバムのお知らせなのに
「3rdシングル・・・」って云った間違えに気づき崩れ落ちる中田くん。
告知MCのときに結構な確率でもって素で間違えるよね(苦笑)。
そんな中田くんを気の抜けた音で茶化す小寺さんや、立たせるために手を貸す安高さん。和む(笑)。


二年半待った待望のアルバム。
ライブでは演ってくれていた未音源曲たちから察するに
前作よりももっと広く鮮やかな椿屋ワールドを楽しませてくれそう。
たーのーしーみーだぁーーーーっ♪