STEEL & GLASS

鋼と硝子でできた声。[リーフレットより]


ぴあデビューレビューvol.126 秦基博 @Shibuya O-WEST



昨年11月にメジャーデビューした 秦基博くん。
デビュー前の7月に開催された「Augusta Camp 2006」のオープニングアクトでMちゃんが既に耳にしていて
すごく褒めていたので気になっていたらデビュー曲<シンクロ>がFMのパワープレイに選ばれたこともあって
曲だけは聴けたので褒めていたのを納得。
最近では<僕らをつなぐもの>ラジオからよく流れてくる。


耳が惹き付けられるその声は、曲の良さと相まって聴き入ってしまう。
ソングライティングにも長けていて、自分の良さを120%出せるのだろうな。


ぴあデビューレビューは招待制で、今回は応募総数3千通!
O-WESTのキャパはスタンディングで600人ぐらいらしい。
1当選で2名まで入れるけど、1名参加の人を考慮すると当選者数は400ぐらいかなぁ・・・
このラッキーなチケットを手に入れたMちゃんがお仕事の都合で行けなくなり、
お声をかけていただいて代わりに行かせて頂きました。
Mちゃん、ありがとう☆


1曲目は一人でアコギを抱え登場。
唯一無二の声は会場全体に響き、しっかりと耳を捉えて離さない。
その後、上田禎さん(key&G)・鹿島達也さん(E.B&W.B)・坂田学さん(Dr)が登場して
バンド形態でカバー曲を含む8曲ぐらいを演奏。
本編最後は、また一人で。
そして、アンコール。 バンドメンバーと共に演奏して終わるはずが・・・
この日はカメラが入っていて、“大人の事情”により(笑)一曲撮りなおし。
おかげで予定より一曲多く聴けた♪


10年ぐらい前までは、「男性は基本的にファルセットは出ない」と云われてきたけど、
平井堅さんや森山直太朗さんなどのように最近ではファルセットを使う男性が多い。
秦くんも然り。
彼の声はファルセットと高音域のクリア感、
しっかりとした芯とざらっとした倍音が混ざり合う中音域が無理なく発せられ、
強さと繊細さを併せ持っているように感じた。


ステージングも慣れていて、新人という感じを受けない。
インディーズでかなり場数を踏んだと思う。
そういえば、絢香さんも新人とは思えないステージングをしていて驚いたっけ。
・・・でも彼女は確か、18歳ぐらいだよね。天性かな。


固定ファンをしっかり持っているアーティストが多く所属している、『オフィス・オーガスタ』。
そこに所属している彼もまた、先輩達に追従して息長く楽しませてくれると思う。
これからの活躍も期待!