Not...But...

自分達よりも上の世代の方々がよく耳にしていた
日本の名曲をPE'Z色にアレンジしたアルバム『日本のジャズ』
これをメインにしたツアー


PE'Z @旧・渋谷公会堂
    REALIVE TOUR 2006 秋 〜茜 AKANE〜



彼らは一般的にジャズインストのジャンルに分類されているけど
JAZZというカテゴリーじゃないんだよね。
PE'Zというカテゴリーなんだ。

去年の秋、“節”と称したある意味区切りのライブで
≪ NOT JAZZ  BUT PE’Z ≫
と明言。

それがどんどん確立されているのが判る。


NATE JAMESをヴォーカルに迎えた<LIVE FOR THE GROOVE E.P.>でも
お互いの特徴を出しつつも巧くブレンドされている。
NATEの<Universal>はCD持っているし、もともと好きだけど
PE'Zが再構築した<Universal>も色が良く出ていていい。
『日本のジャズ』でも原曲のよさは残しつつPE'Z色。

そのような色彩を振りまきながら迎えた東京公演。


前半は『日本のジャズ』から各日(二日間)9曲づつぐらい。
このメニューはホールよりシッティングの小箱が似合うね。
まぁ、東京じゃしょうがないか。
またモーションブルーとかで演ってくれないかなぁ。
ただし、JZ Bratはいや。あそこは好きじゃない。
一番の希望はBody&Soulで。シークレットじゃないと絶対無理なキャパだけど。
後半はいつものようにライブハウス仕様のセットリスト。
席が一日目は一桁列上手側、二日目が一桁列センターだったから
音の聴こえ方が多少違ったけど、さすがリニューアル直後のホール!
音響良かった。

一日目のほうが硬かったけど、ピリッと音に緊張感があったように思う。
ちゃんと楽器が歌ってたし。
二日目は始めのほうがちょっとチグハグな印象。
でも、熱さはこっちのほうが上だったかな。
ステージはナマモノ。
“完璧”なんて一生に一度あるかないかなのは承知してるので後は引きませんよ。

渋公ということで、いかりや長介さんに憧れているニレ氏は
リニューアルで回転舞台で無くなってしまったのを残念に思いながら
一日目は「オィーーーーーーッッス!」のみだったのに
二日目は欲がでたのか(笑)、皆で決まり文句(どういうのと明言せず)を云ってほしいとリクエスト。
「大丈夫、俺、大丈夫」とドキドキをなだめつつ・・・

  ニレ「8時だよ!」
  客 「全員集合!」(右手拳上げ付)

そしてヒィ氏がジングルを弾く。
いやぁ〜。もちろん、はりきって云いましたよ。リアルタイムの人ですから。


  ニレ「次行ってみよう!」(これもやりたかったらしい・笑)
わはは。ニレご満悦。


これからも、どんどんPE’Zというカテゴリーが確立されていくのでしょう。
そして、もっともっと成長するのでしょう。
相も変わらず見守り&聴き続ける所存でございまする。


10年振りぐらいに渋公に行った。
最後に行ったのはPEARLのライブだったな。確か。
あの時は色恋の修羅場を目の当たりにしたっけ(汗)。
しっかし、C.C Lemonホールというのはどうなんだろう?
思い入れがあるから、やっぱり“渋公”のほうが私にはしっくりくる。